リンゴ追分・これくしょん

リンゴ追分・これくしょん

最近、ニュース等で取上げられてますが

最近の子供の体力低下が著しいそうです

昔と違って、外で遊べる環境が少ないのもあるんだろーなー

なんか、かわいそうですね



親も大事に育てているので

無茶な遊びとかもしないそうですね


学校でも危ないって理由で

騎馬戦とかやらない学校が多いみたいです

やったとしても、一つの騎馬に一人の先生がついて

怪我しないようにやるんだそうです


怪我する事から学ぶ事も多いとおもうんだけどな〜

っても、無茶しすぎるのもなんですが。。。






俺が高校時代の部活で、1年生の時の合宿での出来事



山間部の合宿施設で合宿が行われていたが

4日間の地獄の合宿も終わり

あとは、バスに乗って帰るだけで

皆、バスが到着するのを待っていた



バスが来るまで時間があったので

暇になった先輩Kが、後輩Aに言った





先輩K 「おいA!リンゴとってこい!」


後輩A 「リンゴっすか??どこにあるんすか?合宿所の中っすか?」


先輩K 「取って来いって言ってね〜よ。 採って来いって言ってんだよ!」



そう言ってKが指した先にあるのは1本の木



皆がバスを待っている場所には7m程の崖があり

フェンス等は設置されておらず

結構危ない

Kが指差した木は、その崖から生えていた



しかしその木は、リンゴの木でもなんでもなく

リンゴどころか、木の実すら無い






後輩A 「なんにもないっすよ?」


先輩K 「俺には、リンゴが枝に生っているのが見える」


後輩A 「無いっすよ?」




先輩K 「見える」





後輩A 「無いっすよぅ」




先輩K 「見える」





後輩A 「いや。。」







先輩K 「見えるよな?」








後輩A 「はい。見えます(泣)」








先輩が白と言ったら、黒いものでも白

先輩がリンゴが見えると言ったら、見える







先輩K 「よし。じゃあ採ってこい。」



後輩A 「え?崖に生えてるんすよ?どうやって採るんすか?」

















先輩K 「飛べ」



後輩A 「え?」




先輩K 「飛べ」





後輩A 「えぇ!?」





先輩K 「とべぇ!」





後輩A「アムロ行きま〜す(泣)」









崖に生えている木の枝に向かって


 
後輩Aは飛び、枝をつかんだ!!


 










ボキッ!!











その瞬間、後輩Aは、皆の視界から消えた







そう

  





後輩Aが掴んだ枝は、無常にも折れ、7m下の崖に落ちた







後輩Aは崖の下で






足があさっての方向にむいていた







皆が崖の下に駆け寄り、大丈夫か?と聞いた時







ニュータイプである、後輩Aの第一声

























後輩A 「やっぱり、リンゴ無かったっす」





そのまま救急車で病院へ






翌年、その合宿所へ行ったら



フェンスが設置されており



注意書きがあった

  



「木に飛び移るな」