ベートーヴェン:交響曲第9番

ベートーヴェン:交響曲第9番

あっとゆーまに年末・年始が過ぎようとしております

年末年始で思い浮かぶ音楽って何ですか?


俺の中では、ベートーヴェン「第九」ですかね

第九といえば、みんなが思い浮かぶのは

合唱が歌う部分だと思いますが

実は第九って四楽章構成で

合唱部分は第四楽章なんです

一〜三楽章も大変すばらしいので、暇だったら聴いてみて^^





大学時代にNHK交響楽団の第九の合唱で歌わせて頂く機会がありまして

ホールは当然?NHKホール

演奏はさすがN響といった演奏でした

良い音楽は小さい音(ピアニッシモ)ではっきりわかるんだなーと実感した瞬間でもありました

もー音の残響が消える瞬間まで、美しいの一言

良い演奏を壊さないように気合いを入れねば!

と、わたくし大変緊張しておりました



服装は当然タキシード

本番前に鏡の前で身だしなみを確認

「よし!完璧!!」

合唱の出番は第四楽章のみ

その時その時によって違いますが

今回は第一楽章より、ステージ上におり

ステージ上の座席に座って第四楽章の出番になったら立ち上がる形式

第一〜第三楽章が終わり、いよいよ出番

気合いを入れて、第四楽章を歌い、無事本番終了!



ステージ横にはけた時



先輩「おい、N響の映像担当者が呼んでたぞ」



俺「?」



なんだろう?

もしかして俺のすばらしい姿に感動したのか?

急いで担当者の所に行った

妙な笑顔の担当者




















担当者「君、本番中



   蝶ネクタイ外れてたよ」







俺の首を見たら、左右にブラブラしている蝶ネクタイ

ある意味、蝶のように....



担当者「いや〜 引きの画面からズームで合唱団を撮ってたら、君が中心だったんだけど、ブラブラしてるでしょ。あせって編集したよ」



映像を見せてもらった

恍惚の表情で歌っている俺が、引きの画面からだんだんズームイン

首元の蝶もだんだんズームイン

そして一瞬のうちにズームアウト

俺の心もズームアウト

ちなみにこの放送は当然












全国放送







この後、先輩に青汁入りの酒を飲まされたのは言うまでもない.....